噂のイケメン先生と無感情な結婚

目が覚めると そこは真っ白な部屋で
誰もいなかった


普通目が覚めると「起きた!大丈夫?」と声をかけてくれる人がいる

けれど私にそんな存在は いなく
勝手に体を起こし 腕から針を抜いた

その時紅い液が垂れるのをみて、あぁ私は自傷行為が好きなタイプの人なのか。と勝手に納得して


着替えを済まし家へと帰った
玄関には たくさんの靴があり怒鳴り声と泣き声が交互に聞こえ その声のもとへ向かう


「何で、佳織が死ななきゃいけないのよっ…!」

「佳織頼む。嘘だと、冗談だと…」


お父さんとお母さんの泣き声
その横には、手を合わせているお姉ちゃんの婚約者家族




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