ニセモノ×初恋=??
そんなふうに一人で考えていると、

「どうかした?」

黙りこんだ私が気になったのか、児玉くんが聞いてくる。

その言葉にハッとなり、考え込んでしまってたことに気付いた。

「ごめん、何でもないよ」

と返事をしてから、

「児玉くんもすごいのが彼女というレッテル貼られちゃったね」

と言ってみた。それに対し、

「うん」

あっさり認める。だがそのあとに、

「自慢の彼女」

頭をぽんぽん、としながら甘い顔で言われる。

―――違うだろ、それ。その言い方じゃ、レッテルにならないよ。

思わず心の中で突っ込む。

けど、あまりにもニコニコして言われるので、口に出して気分を害するのもな、と思いとどまった。

その結果、

「あー……ま、まぁ、人それぞれだよね…」

なんとも微妙な返事しか出来なかった。

「それで児玉くんの目的が達成できてるならいいんだけどね…」
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