ニセモノ×初恋=??
ガタンッッ!!

「児玉くんっ!!」

椅子が倒れる大きな音とともに、児玉くんが井ノ上の胸ぐらを掴んだのにビックリした。


「お前、各務さんの気持ち無視して、キスしてんじゃねーよ!女の子なんだぞ!!」


まさかこんなに児玉くんが、こんな口調で怒りをあらわにするなんて思わなくて。


しかも、怒っているのは私のことを考えての怒りで。


偽物の彼女なのに。




その優しさが嬉しかったし、逆に心苦しくて辛くもあった。



そして井ノ上は児玉くんにされるがままだった。


どちらにしても、このままほっとくわけにはいかない。


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