ニセモノ×初恋=??
「終わったね……」


ポツリと呟くと、児玉くんの腕が少し緩む。


それと同じくらいに、観覧車がまた動き始めた。



もう、終わりなんだ。



この空間が終わりなんだと思うと、何故か急に焦ってしまい。


「児玉くん……」


目の前に回された児玉くんの腕に触れる。


「ん?」


私の呼びかけに優しい声色で返事が返ってきた。






――――いま、言わなきゃ。





急にまたドキドキが激しくなる。



でもいま言わなきゃ、きっと機会を逃してしまう。


そう思って。




「私…………私も、児玉くんが好きです……」





と、告げた。




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