ニセモノ×初恋=??
「俺だってお断りだよ、そんなおとこおんな!」

まだ教室を出てなかったらしい井ノ上が叫んだ。

「こっちだって!いーからさっさと部活行っちゃえよ、すかぽんたん!」

井ノ上に向かってあっかんべーをしてやった。

「結構お似合いだと思うよ」

菜緒ちゃんがさらりとそんなことを言う。

ーーあー、ハイハイ。

それを流して心の中でつぶやき、ペンケースをバッグにしまっていると。

「え……」

という美波ちゃんの声と同時に、私の前に人影ができた。
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