狼と赤ずきん




ダルい中授業真っ最中で静まりかえった長い廊下を上履きを引きずるかのようにペタペタと歩く



思いっきり開けたドアにクラスの全員が俺の方に注目するがすぐに目を逸らし授業へと集中する


そんな中1人ずっと俺の方を見ている女が居た


確か…名前は……は…華?

俺をじっと見つめ何故か何かを考えているように見えた



まぁ、どいつもこいつも同じことを考えてるのは間違いねーな


“不良”“ヤンキー”そんなん聞き飽きたっつーくらい何度も言われてきた



仕方ね~ダルいんだから






< 17 / 79 >

この作品をシェア

pagetop