死神のレシピ
建物の中も真っ白



壁も床も天井も全部



そこに、これまた真っ白の服を着た大勢の人達が忙しく歩き回っていた



ここは天国のお役所



ダレルの入国手続きをしにきたんだ



階段を上がって2階にある『死神課』のドアをノックして部屋にに入った



部屋には真っ白の机と椅子



そこに真っ白の服を着た、数人の職員がいた



その中の一人に声を掛けた



「すいません
新規の魂を連れてきました。」



「こちらにお掛けください。」



私達は案内されて席に座った



ダレルは相変わらず不安そうにして、私の黒のパーカーを掴んでいた



「ダレル大丈夫?」



「うん…。」



相変わらず不安そうに返事をした


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