愛というキモチのカタチ。
「焦った・・・マジで焦って此処までダッシュしたんだからな。」
にじり、と少しの怒気を含んだ瀬戸が美来に近付く。
「あ、ごめん、その・・・」
「俺を焦らせたらどうなるか分かってやってんのか?
・・・責任とって俺と結婚しろよ。」
そう言うとクルリと背中を向けて来た道を帰っていった。
・・・はい???
何だか今、すーーーーーっごく大事なことを言い捨てて行きませんでした?瀬戸課長。
「このは・・・今の、あたしの聞き違いとかじゃないよね?
晋ちゃん、結婚って言ったよね???」
「うん。アタシにもそう聞こえた。美来ちゃん、プロポーズされたんだよ、今。」
2人で顔を見合わせる。
「「きゃーーーーーー!!!」」
そして、2人で叫んだ。