愛というキモチのカタチ。
渋々一緒することを了承したものの、なんかもうすっごく恥ずかしくて顔が上げられない。



バスタオルぐるぐる巻きにしても、ペタンコの胸のせいで滑り落ちそう。



「このは。おいで。」



色男が先に湯に浸かってこちらに手を伸ばす。

ぐぅ。
これが果歩さんみたいなボンキュッボンなら、照れながらも差し出された手に手を重ねて。


妄想だけはしっかりするけれど、如何せん自分がその絵に当てはめられない。


「こーのーは?また妄想か?」


こっちに身体ごと向き変えて、彬ちゃんがニヤリと笑う。


「はい…妄想してました…。」


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