愛というキモチのカタチ。
彬の告白。
「よかったな、このは。」


うちに寄って、届けを出した事をお父さんとお母さんに報告する。

第一声はお父さんのそんな言葉だった。


「彬くん、このはを頼むよ。」

「はい、分かりました。幸せにするために努力して行きます。」


ニッコリと笑った彼の姿は、いつもよりも凛々しくて惚れ直しそうだ。


「このは、迷惑かけないようにしなさいよ、料理とか大丈夫なの?」

「大丈夫…よ、多分。」



そこはうやむやに誤魔化してしまおう。


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