愛というキモチのカタチ。
「可愛すぎ。」


耳元でそう囁かれた。


「あーあーあー、今から着崩すなよ。」


「崩さねぇよ。」



抱きしめられて、トクン、トクン、と鼓動が伝わる。

少しだけ早い彬の鼓動。
緊張?


「誰にも見せたくない。」


サラッと零れた甘い心。


「彬ちゃん?」


急にどうしたんだろ。
なんだか変だよ?


訪ねたかったが出来なかった。素早くキスされて。


「はいはい、イチャイチャは後でしてくださいよー。カメラマンさん待ってるから急ぐぞ。」

高橋に急かされてその場を離れる。
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