あたしと3人の王子様*
すぐに祥太も出てきた
でもあたしはそんなことよりも、今目の前で起こっていることにしか目を向けられなかった
というより、目を背けられなかった
だって、
颯ちゃんが少し切ない顔をしてあたしを見るから…
すると、ヒロくんが身体であたしを颯ちゃんから隠した
「俺が勝手に花ちゃんのこと迎えに来ただけなんで、気にしないでください♪」
そう言うと、ヒロくんはあたしを素早く自転車に乗せ、自転車をこぎ始めた
「ヒ、ヒロくん!?」