あたしと3人の王子様*
「あ、あたし笑ってないよ!?」
本当に笑ってない!………はず
「俺にとって恥ずかしい欠点を聞いてどう思ったの?」
ヒロくんはグイッと顔をあたしに近づけた
顔の距離は数センチ
「ヒロくんっ、か、顔近いよーっ」
「えー?……昨日の夜のほうがもっと近かったと思うけど?」
なんて言って、余裕の笑みを見せる
「………」
「何にも言わないと、キスするよ?」
「………」
「花ちゃんは、イケない子だね」
―――チュッ