セカンドデビュー【完】

「ごめんね、家まで来てもらっちゃって」

琴音はシャワーを浴びた後らしく、髪が少し濡れていた。
女の子だったら良かったのになあ。

「肉じゃがとハンバーグでいい?」
「うん」

待ってるー、とソファに転がると、ドライヤーで髪を乾かし始めた。
手伝う気はないらしい。
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