セカンドデビュー【完】
「なー、店に芸能人来たら、絶対覚えてる?」
「絶対覚えてるな。入ってきた瞬間に、パッと目を引くし、印象に残るんだよ」
「そういうもんなのかな」
「見たことある! って思うから、よけい記憶に残るんだよ。飲食やってたら絶対見間違えない」
そうなると、焼肉屋で見たという情報は信用できるような気がする。
「お前だってある意味芸能人だろ。子役やってたし、CD出してるし」
「昔のことだし」
「オレ、本物の倖太と初めて会った時のこと、今でもハッキリ覚えてる」
八木に好意を持たれてることは、知ってる。
何回も告白されているから。
友達以上に思えなくて、その度に断ってきた。
「絶対覚えてるな。入ってきた瞬間に、パッと目を引くし、印象に残るんだよ」
「そういうもんなのかな」
「見たことある! って思うから、よけい記憶に残るんだよ。飲食やってたら絶対見間違えない」
そうなると、焼肉屋で見たという情報は信用できるような気がする。
「お前だってある意味芸能人だろ。子役やってたし、CD出してるし」
「昔のことだし」
「オレ、本物の倖太と初めて会った時のこと、今でもハッキリ覚えてる」
八木に好意を持たれてることは、知ってる。
何回も告白されているから。
友達以上に思えなくて、その度に断ってきた。