セカンドデビュー【完】
シャワーの音で目を覚ました。
天井を見つめたまま、倖太と抱き合ったことを思い出す。

自分から誘ったようなものだけど。

カチャ、とドアが開く音がして、僕は慌ててシーツを被った。

バスタオルでガシガシ髪を拭いているのがわかる。
さっきのことを思い出して、顔が赤くなる。
もう一回、したい……。

一回だけじゃなくて、何度もして欲しい。
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