復讐するはあたしにあり

4

僕は、途中で夕食をすませると、マンションへと帰ってきた。

すぐに壁掛けの時計で時間を確認する。

もうすぐ午後8時だ。

そろそろ明日の準備に取りかからなければならないな。

そんな事を考えながら、さっそく、僕は、荷物をベッドの上に降ろすと、明日の準備に取りかかった。

ロープ、懐中電灯、地図、コンパス、時間に余裕があれば読んでおきたい卒論の資料等を一つ一つ慎重に確認しながら、リュックにつめこんでいく。

とにかく、要塞島は、全島廃墟で、心霊現象など全く起らなかったとしても、非常に危険なところだ。

それゆえ準備には万全を期さなければならない。

そんな事を考えながら、注意深く準備を進めていく。

やがて、それから一時間程して、ようやく僕は明日の準備を完了した。
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