続》スウィートレッスン
さらに…とどめの一言は こうだ。
「ヒナちゃんは オレに任せろっ!!」
冗談言うのも いい加減にしろ。
誰がお前にヒナを任せるかよ。
で、その後は 何回も俺の耳もとで…こう囁いてきやがった。
『それにしても、ヒナちゃんが可哀相だよなぁ』
篤人のヤツ…ワザとか?
俺に軽蔑の眼差しを向け、同じセリフを何度 繰り返したら気が済むんだよ。
俺だって、反省ぐらいしてるっつーの!
それにお前は知らないだろうけど、すげぇ罰だって受けてるんだ。
何日…アイツとキスしてないか、知らねぇクセに…。
それでも…しばらくの間、篤人は反論できない俺をこれでもかと悪者扱いし続けた。