虹の架かる橋
映画を見終わってマサが「この映画、俺、大好きだな!」って言った。


それから、今年もあと10分で終わりって時間になり、2人で今年の出来事を話した。


「私は、マサに出逢えた事を、神様からのプレゼントだと思ってるんだ!」


マサは話を聞きながらニッコリ微笑んでいる。


テレビでは、まもなく新年を迎える事を話してる。


私の『告白』もあと少し。


なんて切りだそう…。


そしていよいよテレビでは、騒がしく「あけまして、おめでとう」って騒いでいる。


新年になったのだ。


「あけまして、おめでとう。今年もヨロシクね。」
マサが私に言った。


「うん、ヨロシク。私、マサに話あるんだ…。」


「うん、何?」


緊張が一層増して、心臓がバクバクしてる。


「あのね、マサ…。」


「うん。」
マサは私を見ながら、微笑んでる。


これから先に言う事で、マサと私の未来が変わるんだね…。


不安だけど、話をしなきゃ、頑張れケイ。


「マサ、私…。マサと付き合いたい。」


マサはいきなりそんな事を言われて、ビックリしてる。


「どうしたの?いきなり…?」




< 108 / 305 >

この作品をシェア

pagetop