虹の架かる橋
さっきまでの緊張が一気に無くなり、ホッとしたせいか体の力が抜けて、いつの間にかマサに膝枕をしてもらってる。


胡座をかいて座ってるマサを下からのアングルで見ている私。


凄く暖かい時間に感じる。


「私、もう泣かないよ!」
私は、ふいにマサに言った。


「うん。泣いちゃダメだよ。泣いたら別れるよ。解った?」
マサが笑顔で言った。


泣かないなんて、本当は無理なんだけどね…。


だけどそうでも言わないと、マサはきっと後悔するって思ったんだ…。


私とマサ、運命は繋がっているのかな?


距離になんか負けないぞ。

私は強く思った。


それからの先の時間は、マサが車を出して近所に初詣に行った。


夜中なのに凄い人だった。


初詣をして、人が多いのに疲れて、初日の出を見て帰ってくる予定は、あっさり変更になった。


すぐに私の家に戻って来て、今年初のエッチをした。


暖かな一時を過ごした。





本当に…本当にマサを愛しているんだよ。


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