虹の架かる橋
茨城に行く当日…。


マサが迎えに来て車に乗り込んだ。


「天気良くてよかったね。」

「うん……。」
朝から、マサは何か言いたげな感じだ。


でもすぐに言わないって事は、いい話しではないんだろう…。

それからしばらくして、マサが口を開いた。


「あのね、チケット取れた。」


「そっか…。」
私は、ショックだったけど、そんなに気落ちはしなかったよ。


だって、解ってた事だから…。


帰る事知ってて付き合ったんだもん。


心の準備は出来てるよ。


マサは、本当はもっと前にチケット取れてたかもしれないね。


私のために今、言ってくれたのかもね?


「で、いつ帰るの?」
私は哀しい表情を見せずに普通に聞いた。


「15日…。」
私の成人式の日だった。


「あと11日だね…。それまで、楽しく過ごそうね!私は泣かないって約束したから、大丈夫だよ。」


「うん。」


車は高速に乗り順調に走ってる。


「私ね、マサみたいに器が大きい人になるよ。芯の強い女性になりたい…。」


「そっか、俺、器デカくないけど?」
マサは照れていた。



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