虹の架かる橋
マサとは、成城学園の駅で待ち合わせた。


マサの現在住んでいる最寄の駅だ。


改札を出ると、マサはすでに来ていた。


凄く寒くて、雪が降り始めていた。


私を見つけてくれたマサの目は、とっても温かな太陽のようだった。


私はその目に溶ける雪のように、マサに溶けていく。


「オッス。時間、守ったね。」


「うん。結構早く起きちゃってさ〜。支度も時間に余裕あった。」


本当は嘘。
寝られなかったよ…。


ずっとマサの事を考えていたから……。


そして私達はマサのお家の方に歩き出した。


「明日なんだね…。」


「うん。」


私がそう言うとマサは小さな声で返事した。


「今日は、マサがしたい事をしようよ。」


「したい事？」


「うん。何かない？」


「え？急に言われても…。」
マサは困った顔をして悩んでる。


私は何でもするつもりだった。


マサとの時間だから。


そして、マサの家に着いた。


「お邪魔します。」


温かいコーヒーを出してもらってマサとゲームをした。


対戦ゲーム。


私は対戦ゲームは苦手で、マサには全然勝てなかった。


「もう！少しは手加減してよ〜。」


「手加減したら、勝負じゃないじゃんねー。」


って笑っているマサ。


楽しい時間はあっという間に過ぎた……。






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