闇ノ雫



それからは、大騒ぎだった。


小松がいなくなったことで。


原田さんや沖田さんは、大慌てで小松を探していた。


……俺が原因なのだが。


小松はようやく庭から戻り、片付けなどをやっていたが、その目は腫れていた。


当然のことだが、小松は俺の部屋にも来なかった。


副長の部屋へ移ったことが、夜の屯所内の見回りで明らかになった。


これでいいんだ。


こうすべきだから、これでいいんだ──。


< 93 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop