シロツメクサ~はかない恋の物語~
*過去~真理菜side

『ごめん。俺寝てた。』

そっか、寝てたんだよね。避けてるんだって考え過ぎなんだよね。

『あ、そうだったんだ。ね、晃大。今度会って話そう。』

もう、逃げちゃダメ。ちゃんと、会って好きって言おう。



晃大と会う日か……

行きたくない。怖いよ。



でも……行かなきゃ。

「晃大、久しぶり。カラオケ行こっか。」

「おう。」

なんて言えばいいかな…………



「あ、あのさ「あのさ、俺に先に言わせて。今までごめんな、俺好きじゃないからごめんな。付き合えない。今まで好きとかキスとかいきなりしてごめんな。」

え、晃大……。そう思ってたんだ……

私、振られちゃったんだ。そうだよね、私のこと好きになるわけないよね。

「……そうだったんだ。こっちこそごめんね。話してくれてありがとう。ばいばい。」


もう、泣きそうだよ。泣かないってきめたのに。


ばいばい、晃大。
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