恋の扉を開けて
「専務、シフトを拝見しました。」

私は自宅でPCに向かっていた。

「空きはないだろ?」

「はい。」

「勉強時間が増えたな。」

私としては店のシフトを入れたかった。

「土日以外に出てもらっては困る。」

「どうしてですか?」

「今さらそれを聞くのか?」

画面の向こうで専務は頬杖をついた。

私をじっと見つめる彼。

私もしっかりと彼を見つめ返した。

そしてお互いに目で笑い合った。


   ~ 完 ~


最後までお読みいただきましてありがとうございます。
お楽しみいただけましたでしょうか。

物足りないかなと思われる最後のシーンですが
二人のお互いに想う大人の恋には
仕事第一の精神がとても邪魔のようですね。(^^)

これからも恋する気持ちを書き綴ってお伝えしたいと
思っております。 ~ 北原留里留 ~

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