好きに理由なんていらない。
第一話
6時に目覚ましはなる。

「ん〜‼︎ふああ…。」
大きなあくびをし、カーテンを開ける。
「いい天気‼︎」

そうつぶやくと私はリビングへ駆け下り、朝ご飯を食べる。

「始業式早々、張り切ってるのね」
と、お母さん。

「うん…。ていうか、クラス替えがドキドキなんだよ!」

ー…。そう、今日は中学2年生になる日、そして…クラス替え。

「…よし、と。」
制服を整える。


ピンポンー
あっ、来たきた‼︎

「はーい」
と言い、ドアを開ける。

「梓菜(しな)おはよう!」
私、立花梓菜は親友の佐藤唯花と登下校をしている。
とは、言っても、唯花の学校への通学路的に私の家を通るってのもあるけどね。

「行ってきます‼︎」
私は家を出る。

「ふぅ…。」
私は1つ、ため息をつく。

「ん?どーしたのっ??」
自転車に乗りながらおしゃべり。
「同じクラスになれるかな?」
「なれるよっ!…って信じよ。」
苦笑いをする唯花。

そして、学校に到着。
ドキドキしながら学年の階へ行く。

1組、2組…。名前は私も唯花も無い。
そして3組。
ー…佐藤唯花の文字。
そして、ちらっと見たのが、中田結友(ゆう)の文字。

「クラス、違った…ね。」
そう、私は残りの4組だった。
でも、クラスは4つもあるし、なれないなって予感はしていた。
ー…。
「じゃ…。」
そう言って各自の教室に行く。
唯花、…いいな。2年連続、結友君と同クラス。
…それってなんか、ヤキモチみたいじゃんかっ!!
そもそも、この「恋心」は、唯花にも教えてないんだけどね。

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