白姫*

仕事




陸side



少しして、車に戻ってくる三人




さっきまで、結心の倉庫に行っていた






結心のみんなが心配だ









今の叶恵はどうにもできないから…






ただ、心愛と心絵は後ろの席で寝た





後ろは防音、防弾の部屋だ




殺し屋の重要参考人や重要物の管理用だ




助手席に座る叶恵が呟く




叶「ピアス、投げられた」




陸「え?」





叶「次会ったら…殺す…言われた…」






陸「叶恵…」





叶「肩も、お腹も痛くないのに



  肺が押しつぶされそうだよ………」





陸「泣きますか…?」





叶「ふっ…………








  涙はもう流さないよ





  そろそろ、感情を





  本気で殺さないとね…





  私が殺すの、


  一番手こずる相手なんだよね




  帰ろう」











昔の叶恵なか、確実に泣いていた






僕達には弱音を吐いていた






僕達には涙を見せていたのに











とうとう溜め込むようになってしまった












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