∞妄想世界∞

結局。その日は自分から大樹くんに話し掛けることは出来なかった。


なのに。

なんとか最低限の仕事は済ませたものの、いつになくミスが多くて明らかに普段より時間がかかったせいか……。


むしろ大樹くんのほうから

「トーコ先輩、大丈夫すか? なんか調子悪そうっすけど」

なんて、話し掛けられて。


うん。実は大樹くんの話がショックで仕事に集中出来ないの。
なんて言えるはずもなく。
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