∞妄想世界∞
真っ白な雪は、どんどん私たちの周りを白く染めて

大樹くんは、そっと私を抱き寄せてくれる。

「すごく大切で、すごく素敵な場所に、
 連れてきてくれて、ありがとう」


そう言い終わる頃。

冷たくなった大樹くんの唇が、そっと私に触れて。


少し寒そうな大樹くんを、少しでも温めてもあげたくて、彼の背中に手を回した。
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