約束は森の中~導かれて~
「残念ながら、

 女の人は食べられないのですよ」



「えー」

 食べられないと聞いて


 ショック。

 ショック。

 大ショックです。



「いやだあ! 食べたい。食べたーい」

 口をとがらせて、思いっ切り、
 不満顔でダダをこねます。


 甘いと聞いたばかりだったので、
 期待度はマックスだったのです。



「あれは男の食べ物なのですよ」


 青年は澄まして答えます。



「男の食べ物・・・うそ・・・」




 イブはショックを通り越した声でつぶやきます。

 
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