約束は森の中~導かれて~
「あれ?」


 いつの間に、
 森の家に来ていたのでしょうか?


 イブには覚えがありません。


 今日は雪が降って
 うれしかったから、

 久しぶりに

 森へ行って
 遊ぼうと思ったのです。


 さく、さく、さくっと、
 雪を踏みしめて、

 雪の道をわくわくしながら、

 歩いてきたのです。


 そして、森の中に入って・・・

 イブは記憶をたどっていきます。





「それから、どうしたっけ? 
 森の中に入って、それから・・・」

 
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