もう君を離さない...。


彼の髪の色は金髪だったけど


夕日に照らされてるのもあってすごく綺麗な色だった





私に気付いたのか空を眺めてた彼が振り向いた




けど彼の目は光を失ったような目をしてた




「お前、誰?」



不審者を見るかのような顔でそう聞いてきた彼は
きっとその時誰とも関わりたくなかったのだろう


私を見る眼差しはすごく強かった




だからかな?
だから私はすごく大きな声で


「真由!!!私、二宮 真由!」



そう叫んでた
自分でも意味がわからないくらい大きな声で




もちろん彼は

もっと不審者を見るような顔になった

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