死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
FUYUKOさんが苦笑いを浮べる。

「そんなに見詰められたら恥ずかしいですわ・・・」

「すいません」

僕はそう謝ると慌てて視線を外した。

まぁ、世間には良く似た人が7人はいると言うし・・・。

偶然だろう・・・。

「ところで、本当に危ない所でしたね」

僕は再びFUYUKOさんに視線を向けた。

「えぇ」

「もう少し私が来るのが遅れていたら、あなたはあの霊に取り殺されていたかもしれません・・・」

僕はアッと小さく叫んだ。
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