はるこの遅咲☆妄想日記
突然・・・「おはよ」って言い合う仲なんて

ハッキリ言って動揺しまくって・・・私は朝だけじゃなく

1日、彼を意識しすぎてしまうほど

なんか、ウキウキ・・・ソワソワ・・・

たびたび彼も私を見て、ニコって微笑むの。

「え。何?今の。」

私は、一人赤面して、友達にもバレちゃうんじゃないかってくらい、恥ずかしくて。

次の日の朝

彼は、私を通りの角で待ち伏せしていた。

「おはよ」

「うん・・・。」

「一緒に歩こうよ。」

彼は、なんの躊躇もなく、私の隣に並び歩き始めた。

「大丈夫なの?」

「なんでだよ。」

「だって・・・」

恋人でもないのに・・・夢は実現したものの

私は耐えきれず、校門が近づく頃

パッと彼から離れた。

次の日も・・・

次の日も・・・

彼はそんな私を見て

クスッと笑う。

クラスいても

いつの間にか私をじっと見つめて・・・。

その日はサッカー部の練習日で私も吹奏楽の活動日。

教室で準備をしていた私の前に彼がスッと立っていた。

「俺のこと好き?」

突然そんなことを聞いてくる彼。

「好きって・・・好きだけど・・・いきなり何?」

「じれったいんだよ。おまえの態度」

「ずっと、朝も声かけてきてさ・・・。

一緒に学校まで行ってんのに、教室までは別々とかってさ。」

「ご・・・ごめん」

「好きなら、ちゃんとコクってくれないと、俺、そろそろこんなこと限界だからな。」

私は頭の中がパニックになって、なんて返したらいいかわからなかった。

「限界って・・・」

私は彼が今までしてくれた行動に

きちんと応えなきゃって。

告白を決心した。



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