はるこの遅咲☆妄想日記
それは、サークル合宿の時だった。

酒に酔ったるいは

階段を踏み外し、転落。

右足骨折全治3ヶ月と診断された。

「ねえ・・・あんたんち、アパートの2階だったよねー。」

「あ・・・ああ・・・」

それから、佐和子先輩はしばらく看病してたんだけど

引っ越しも近づく頃

糸が切れた凧のように

フワ―っと

るいの前から消えた。

「わたし・・・行こうか?」

「いいよ。別に」

るいは少々ナーバスだったけど・・・

「おいで、うちに」って

私の部屋にすんなり帰ってきた。

「良かった~あたしんちって」

1階だしね。

「しばらくよろしくね」お母様はわたしにるいを託してくれた。

るいのお母様公認の仲だしね。

「亜美・・・いや・・・亜美様・・・ごめんなさい」

るいの甘えるその表情は可愛くって

私は毎日包帯の世話をして

毎日・・・毎日・・・

「このまま結婚しちゃう~?」

すかさず、るいは

「亜美ちゃんいなかったら俺ムリなんだよー」って

スリスリ体を擦り寄せてくる、るいは

また愛おしい彼になった。

「ずっとここにいてね」

私は、とっておきの手料理を作るため

台所に立った。

~はるこメモ~

ラブラブな彼が略奪されちゃったのにまさか戻ってくるなんて・・・そこが妄想。

亜美のようにドSになってみたいものですな☆



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