はるこの遅咲☆妄想日記
気がつくと

私たちは家の近所までたどり着いて

ようやく私は冷静になれた。

「大丈夫かな・・・」

「しっ・・・もうそんなこと言うなよ。」

成瀬くんはそっと抱きしめてくれた。

「俺がそばにいるから」

私はその時、思い出した。

成瀬くんはいつでも私がピンチの時にそばにいてくれた。

小学校の時も

中学校

高校・・・

今抱きしめてくれてるなんて・・・なんで今まで気が付かなかったの。

「成瀬くん。ありがと」

「なんの相談かと思ったよ。」

「こんな大役できてうれしいぞ」

「大役だなんて・・・頼れるのは成瀬くんしかいないの」

「そっか。」

それから彼からはメールも連絡も来なくなった。

だんだん・・・私は彼の束縛を忘れていく。

愛されていたのではなかった・・・

成瀬くんは愛するってこと

こうやって見せてくれているの。

それは

彼とは違って

私の気持ちもわかってくれる。

逢いたい時も

一緒にいたい時も

お互い気持ちがピッタリ合うと

こんなにも気持ちがいいもんなんだね。

成瀬くんは

ずっとそばにいて

それを感じさせてくれる

素敵な幼なじみで

今は最高の彼氏。


~はるこメモ~

束縛男から離れるのって案外難しいかもね。

愛するが故に彼女を束縛してしまう・・・

なかなか気が付かず疲れてしまいます・・・

成瀬くん。いいですね~

守ってくれる系は女にとって上がります。

守られたいもんね~いつも。
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