*約束期限*

*瞬side*


「瞬、また悪化してたりしないよね…?」


体育祭の帰り道、俺と優那は家の帰り道にある公園に寄った。

幼稚園の頃、よく遊んだ公園。


「んー・・・。薬は毎日飲んでるけど」


「けど」の後が続かなかった。

優那も俺を見つめるだけで、何も言ってこなかった。



――木内優那。
俺たちの誕生日は一緒だ。
生まれたとき、ちょうど親同士の部屋が隣で。

ずっと兄弟のように過ごしてきた。

身体が弱くて幼稚園にあまり行けない俺と、夕方ずっと遊んでくれていた。

小学校、中学と進学するにつれて、昔より会う機会は少なくなってきた。

けど俺は、いつまでも妹のようだと思っている。



中学の卒業式。

優那は、俺に言ってくれた。

「好き」

だと。




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