*約束期限*
*真衣side*
1時からノンストップの補修が終わった。
2科目組はこれからまた二時間あるんだ…。
ある意味尊敬する。
「まーいちゃんっ」
「あ、うんっ」
響くんが歩き出すので、あたしもそれについて行った。
学校近くの公園のベンチに座る。
自販で買った温かいココアを握った。
「…今日、瞬のとこ行く?」
思いもかけない質問に、間が空いてしまった。
「え、えっと…」
「迷ってるなら行ってほしい。瞬の親友からのお願い!」
響くんは必至も様子で手と手を合わせた。
普段ならきっと折れてる。
だけど、今回はそうにもいかない…。
「あたし、行かないよ」
「なんっ…」
「…桜庭くんはね、ずるいんだよ。優しくするから期待しちゃうし。好きとか言われたらなおさら…。もうほんと、バカだからわかんなくて。だから――」
「ほんとバカだよ!なんでわかんねーの?瞬のあれ、嘘だったと思う?
結構一緒にいるけどさ。瞬のあんな笑ってるとこみるの久しぶりだし。
瞬、真衣ちゃんに出会って変わったよ」