Do not Cry!!
それから間もなくして、救急車のサイレントが聞こえ

俺は泣き叫ぶ和也を抱いて外に出た

救急隊の人が和也を抱き上げベッドに乗せる

俺はその光景を他人ごとのようにみていて

「早く!早く乗ってください!」

救急隊が俺に話し掛けてきた

ふと気づけば周りはギャラリーだらけ

いや、俺は行かないですよ


なんて言える空気じゃねぇ…


和也の泣きき声と
俺の様子から
妙な緊迫感ができあがってる

「お父さんしっかりしてください」

とか、言われ始めてるし

半ば体を支えられるように、俺は救急車に乗せられていた。
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