男嫌いの美少女と俺様キャラの王子様





Side涼太




玲花は朝までぐっすりと眠っていた。


流石に学校に遅刻しそうだったから

起こしたが、はじめは寝ぼけてたのか

ぎゃあぎゃあわめいていた。


けど、昨日のことを思い出すと

玲花はいつも通り大人しくなった。




「お母さんとお父さんに心配かけたし」



と言って帰ろうとした。

そして俺はつい



「大和さんと夏姫さんには

連絡しておいた」



と言ってしまった。



「えっ…なんで知ってるのよ。」



俺と大和さんたちがあったことは

玲花には話していない。

もちろんそれがバレれば

玲花は過去の話したことを疑うだろう

だから俺は



「あぁ、姫路財閥と俺のとこの

神谷財閥は関係があってな」



「そうだったんだ…」



いつかはバレるけど

今は嘘を言っておいた。



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