ぼ、僕に女装の趣味なんてありませんっ!!


「初音ちゃん!すごいね。ぼ…私とは大違い。」



「そんなことないよー?あたしは零ちゃん零ちゃんの方が上手よっ」



そう言った初音ちゃんは、バシバシと僕の背中を叩く。


い…痛い。



「そ…そういえばさ、次の授業って何かな。」



内股を心がけて歩くのは大変だ。


「あぁ、次の時間は美術よ!」


美術か…何をするんだろ。


絵とか、描くのかな。



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