双子ラヴァーズ☆
「帰りません!私はトモコと帰るの!」

「「そんなあ~」」

二人の声がかぶる。
さすが双子。


「こらこら。
いちゃつくなら休み時間にしろ」


騒ぐ私と双子に先生から注意される。


が。


「いちゃついてません!!!」


ここだけはきっちり否定しておかなくては。
先生はそんな私を笑って軽く流す。

流すな!!って。



この双子と出会って、私の人生は終わってしまったんだと思う。



隣でごちゃごちゃ言う二人のことはもう、シカトしよう。
そう、決めて机に顔を突っ伏した。
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