双子ラヴァーズ☆
いた。
シュリだ。
私は携帯を鳴らす事をやめると、そのフェンスにしがみついた。
こんなん上った事ない。
だけど、遠回りしてる余裕なんかない。
シュリから目を離したら、どっかに行ってしまう気がしたから。
ガシャガシャと音を立てながら、私は少しずつ上っていく。
ローファーだと、足が引っ掛け辛い。
くっそ、靴を脱いでのぼればよかった。
時間はかかったけど、どうにかフェンスを乗り越えた私は一気に下にジャンプする。
それから、シュリの元へと走った。
「シュリっっ」
土手に座ってるシュリに走り寄ると、そう声をかける。
シュリは驚いた顔で振り向いた。
「……レナ」
「はあ、はあ…、やっと見付けた」
「……」
目を見開いたまま、私を見つめるシュリの隣に私は腰を下ろすと、そのまま寝転がった。