双子ラヴァーズ☆
「疲れた。バカシュリ」
「は」
そう悪態つけば、途端に険しくなる表情。
だけど、私は大分探し回ったんだ。
これぐらいいいだろう。
「何があったか、知らないけど。
やっぱ殴るのはよくない」
「……またそれ」
さっき言った事を伝えると、シュリは心底うざそうに溜め息をつく。
本当に言いたいのはシュリ。
それじゃない。
「だけど、理由もなくシュリがそんな事する人とは思ってないから」
私は真っ青な空を見つめながら、そう言った。
伝えたかったのは、こっち。
私はシュリが理由もなく人を殴る様な人とは思ってない。
きっと、ユウリがシュリを怒らせる事言ったのかもしれない。
「……」
後ろに手をついたまま、私を見下ろすシュリは何も口にしない。