双子ラヴァーズ☆
「レナちゃん」
「えっ」
ドキッとしながら、我に返る私。
ヤバイ。ずっとシュリの事見てた。私。
慌てて笑顔を作るが、トモコはじとっと私を見る。
その視線にうっと肩を竦めた。
ユウリは優しく目を細めると一言。
「帰ろっか」
「……うん」
私は頷き、ユウリの隣に並ぶ。
「私は部活行って来るね。レナ、また!ユウリと楽しんでー」
「トモコ、ありがとう!また明日ね!」
「あーい」
そう言って手を振るトモコ。
先にユウリが歩き出したから、それに私も付いて行く。