あなたはもういない。



はぁはぁはぁはぁ…


ななちんどこ?


「ななちん!」

「あ、ごめんなさい間違えました。」


どこにいるの?

な、 ななちん?


「ななちん!ちゃんと
話してくれなきゃわかんないよ
もっとあたし達頼ってよ
ななの悲しそうな顔あたし嫌だよ!
またいつもみたいに笑ってよ!」


と、怒鳴ってしまった。


周りの目が痛い。
やってしまった



ドンっ

ぎゅ。



へ?なになに?


「まぁーみぃー
どおひぃたりゃいいか
わからにゃくなっちゃっで」

「ななちん?」




ななちんが落ち着いてから
2人でひと気のないとこで話した


「まみ。
うち海行けないかも。」

「ゆっくりでいいから理由話して?」

「ひろちゃんがね浮気してた。」

ひろちゃんっていうのは
ななちんの彼氏。
ひろむっていうみたい

今までそんなことは
1度もしたことがないから
ななちんはどうしていいか
わからないらしい。


「なな?それを見たの?聞いたの?」

「みた。綺麗な女の人だった」

「ひろむくんにちゃんと聞いたの?」

「聞いてない。けど怖い」

「なな?これだけは言うよ
恋愛なんか怖いことだらけだし
もしね?浮気してたなら
それまでの男ってことだよ?
ななには幸せになってほしい。
だからこそ現実と向き合って?」



「舞美ありがと。
ひろちゃんと向き合ってみる
泣いたからお腹空いちゃった!」

「ご飯食べに行こっか?
あ!さくらも呼ぼうよ!」



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「なな大丈夫?
てか2人とも化粧ぐちゃぐちゃ笑」

「笑い事ぢゃないし」

「ごめんごめん
さくら友達連れてきたけどいい?」

「ちょ、空気よんでよ」

「ごめん。帰ってもらうね?」

「まみ、うち平気だから!
さくら!連れてきな?」

「わかったぁー!」



「まみ、誰かな?」

「さぁ?なんか嫌な予感…」


「おっす!たらこー!
佐々木とは仲直りしたのか?」

「なんでゴリラ?てかさくら!
あんたが連れてきたのって」

「ん?そうだよー
春太くんとゆうまくん!
あ、あとゆうまくんの友達」

「あ、どー……も」

「嘘でしょ?なんでいるの?」

「ななちん?」

「ていうかちょっと話しあるから
ひろちゃんこっち来てよ」




「…。」

「ちょっとゴリラ!」

「なんだよ俺知らねーよ。
ゆうまの友達でたまたま来てたから」

「ゆうまんくん?」

「彼女いるとは知ってたけど
まさかさくらの友達だと…」

「まみ…ごめん。さくらが」

「さくらは関係ないよ?
大丈夫だよ、気にしないの!」


ってなぜか小声で話してた。

ななちんがいつ帰ってくるか
不安でしょうがなかった。




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それからしばらく経った頃。




「みんなーごめんね!」

「ななちん?」

「ちゃんと仲直りしたよ!」

「ほんとに!?」

「実はうちの勘違い笑
逆ナンされてたとこを
たまたま見ちゃったみたい!」


「よかったぁー!
ななちんほんっとによかったね!」

「たらこよかったな!」

「みんなずるいよ!
ゆうまくんとさくらだけ
話しわかんないよー!
ねぇ?ゆうまくん?」

「え?あぁ、うん」


「まぁ一件落着ってことで
場所変えてのみにいきますか!」



てことで
朝までみんなでのんだ



てかななちんの彼はじめて
見たかも!

さくらと本当にびっくりしてたみたい


親睦会ってことで!


夏が楽しみだなぁ
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