鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
「で、小川」
マットが急かすように言う。
「戦況はどうなんだ?」
「…よくない」
小川は首を横に振った。
作戦指揮所に入ると、小川分隊の隊員達もその場に集合していた。
「どうもこうもねぇよ」
マットの声が聞こえたのだろうか、小暮が言い放つ。
「まるでスプラッタームービーだ。ハラワタはみ出たような死体が街中を闊歩してやがる…当分レアのステーキは食う気になれねぇぜ」
「そんなデリケートじゃないでしょう、小暮三等陸曹は」
谷口がすぐに返す。
マットが急かすように言う。
「戦況はどうなんだ?」
「…よくない」
小川は首を横に振った。
作戦指揮所に入ると、小川分隊の隊員達もその場に集合していた。
「どうもこうもねぇよ」
マットの声が聞こえたのだろうか、小暮が言い放つ。
「まるでスプラッタームービーだ。ハラワタはみ出たような死体が街中を闊歩してやがる…当分レアのステーキは食う気になれねぇぜ」
「そんなデリケートじゃないでしょう、小暮三等陸曹は」
谷口がすぐに返す。