鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
小川が指揮棒を手に、モスクワの広域地図を指した。

「爆破テロの発生地点を中心に、ほぼ市内全域に亘ってディアボ亜種が徘徊している。通常のディアボと違って、亜種は極端に痛覚が鈍感なようでな…マンストッピングを重視した小銃弾でも足止めが難しい」

「麻薬中毒者なんかに多い症状だな。重傷を負わせても痛覚麻痺と興奮状態でひたすら向かってくる」

小川の説明に、ゴーストが言った。

「制圧するなら大口径の銃で原形を留めないほど肉体を破壊するか、頭部などの中枢神経系を破壊するかのどちらかだそうです」

三浦が現地のスペツナズ隊員から聞いた情報を全員に話した。

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