鉄の救世主Ⅳ（くろがねのメシアⅣ）

「海中からの潜入に関しては、SEAL（アメリカ海軍特殊部隊）のサポートで行う。潜入後は無線でのバックアップはあるものの、基本的には潜入チームのみでの作戦だ。原子力空母への潜入という作戦の性質上、外部からの援護は出来ない」

即ち、潜入後は孤立無援という事。

少なくとも核のコントロールを奪うまでは、艦内への増援はないという事になる。

もしこの作戦に失敗すれば、潜入チームの全滅は勿論の事、世界各地に核弾頭を搭載したスカッドミサイルが発射され、核の炎に晒される事になる。

そんな事になれば、核戦争への発展は必至。

何億という人命が失われる。

下手をすれば人類滅亡にさえなりかねない。