鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
「まずは核のコントロール奪取を最優先としろ」

小川が言う。

「恐らくスカッドミサイルの自走発射機は、ニミッツ級8番艦の甲板上に設置されていると思われる。それを押さえる事ができれば、こちらからもバックアップ要員を送り込む事ができる。逆に言えば核を掌握されている限り、こちらからは大きな行動に出る事ができない」

「了解です」

頷く谷口とマット。

「残る兵員は核コントロール奪取後の突入に備えて待機だ」

小暮が言った。

「豊田、麗華、コートニーは核コントロール奪取後、ヘリからの支援を頼む。特に麗華とコートニーは負傷しているからな…狙撃に専念してくれ」

三浦の言葉に、麗華とコートニーは頷いた。

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